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2008. 11. (12歳)
作・U坊



「いい加減にガラクタを部屋に飾るのをやめてください。」
「ガラクタとは何か。これは偉大なる我が不自然機械だ。」
「それにしても変な形ではありませんか。何に使うのです。」
「いや。別に。何にも使えぬところがまた良いのだ。」
「私には分かりませんわ。」
「俺には分かるのだ。」
「捨てますよ。きゃっ」
私の不自然機械にさわった妻はやはりいつものように叫び声を上げた。
「今度はどうした。」
「油が・・・」
「石油を塗っておいた。漏れているのではない。」
「いい加減にしなさい!」
私は我が不自然機械とともに外に放り出されてしまった。
「芸術作品に何をする!」
カギをかけられた。
「実をいうとこの機械は乗り物にもなるのです。スイッチ一つで・・・」
「車が欲しかったの!」いつの間にかそこにいた妻はワンワンと泣き出した。

私は妻とともに不自然機械に乗り込んだ。
「きゃっ!」
「どうした?」
「油が・・・」
「塗っておいたからだ。行くぞ!」
「不思議な走り方ね。」
「そういうものなのです。」
「シートも心地が悪いわ。」
「そういうものなのです。」
「せまいわ。」
「不自然でしょう。いや、不自然だろう。」
「どんどんせまくなっていくわ。」
「どんどん広くなる。」
「助けて!」